第三の故郷!?
俺が故郷と言えるのは、3つある。
第一は、生まれてから18歳までを過ごした、北海道の小樽。
第二は、通算10年間を過ごした東京。
そして、第三は、2000年まで5年間を学生、そして社会人として過ごしたベルギーのブリュッセルだ。
ブリュッセルは俺の人生を変えたと思う。2年間の修士留学のあと、どうしようか本当に迷った。
帰国して東京で就職するのは簡単だったけど、2年間でベルギー生活を終えるのはとても中途半端な気がした。さらには彼女もいたし 笑
ベルギーで日本人を新卒採用するような会社はほとんどなくて苦労したけど、必死に探して運良く就職できた会社が1社だけあったのだ。
それが当時、世界最大手の会計事務所だってことすら、俺は面接前まで知らなかった。さらには面接でパートナーが、
「うちの部署の担当は"Impot des societes"なんです」
と言われて、そのImpot des societesの意味がわからず、微笑で返したのを覚えている。家に帰ってから辞書を引くと、それは法人税という意味。こんなことすら知らずに会計事務所に入社できたんだから、単にすごい強運だったとしか言いようがない。
その会社もエンロン事件でつぶれてもうないけど、思い出の会社ビルは今でも健在(写真右の壮麗な建物)。
その頃会社の後、週3回夜学で学んだ税務学校(窓枠が緑の建物)も、もちろん健在。
そう、前置きが長くなったけど、その思い出のブリュッセルに、今回初めてAちゃんを連れていった。ベルリンから1時間のフライトなのに、ドイツ赴任からまだ2度しか行ってなかったんだよね。
現在、Aちゃんの妹のGさんといとこ(のような)P君がオランダのEindhovenのデザイナー学校に留学しているので、車でやってきてジョインし、和気藹々と家族的な週末を過ごしたよ。友人もいろいろいるけど、今回は会えなかった。
5年間も住んでいたから、込み入った道も勝手知ってるんだよね。この『自宅』感覚は、時が経っても全然変わらない。まるで実家に帰ってきたような気分になる。
でも、Aちゃんたちは全員初めて。だから、故郷を得意げに観光案内する地元の人のようなノリで、中心部を『探検』と『体験』してもらったよ。
そして。。。
ブリュッセルに行くと必ず寄るお決まりの、昔住んでいたアパートに行ってみた。
証券取引所やGrand Placeという中心広場(写真)から徒歩数分の超がつく中心地で、夜になると道を埋めるアジア系レストランやバーが人でごったがえす(写真)。Aちゃんたちも、びっくりしていた。
この辺りは、俺が住んでいた頃に比べて、店も人通りも増え、ものすごくにぎわっている。俺のアパート(写真の3階)の下はかつてインド料理屋さん兼オーナーだったが、今ではベトナム料理屋になっていた(トライしてみたが、ちなみに、あまりおいしくなかった。。。)
でも、今回Aちゃんたちと来て、自分の故郷といいつつ、新たな発見も結構あったんだよね。
自分が成長したのか、街が成長したのか。。。それとも単に今まであまりに自分が未熟だったのか。。。
というわけで。。。次回に続く!
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