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森を歩く

ここ数日のベルリンは、快晴で20~22度という素晴らしい天気が続いている。あの長かった冬がうそのようだ V(^0^)

Aちゃんの妹(Gさん)がオランダから1週間遊びに来ているので、ベルリン市中心部にある大きな公園(Tiergarten)に出かけた。

まぶしい緑が春を彩り、歩けば頬には暖かな太陽の光の感触がじーんと伝わってくる。林の中に満ちる木々の香りはさわやかで、そよ風は肌に優しく、我々が生きている証を感じさせるに足るものだ。ある意味、最高の贅沢かもしれない。

B3

これだけ天気がよい休日でも、いったん茂みに入ると人影も見えなくなるような場所がある辺りは、さすがに市街地が広々としたベルリンだ。

公園の一区画(といっても広大なスペース)はバーベキューができる場所になっていて、みな思い思いの場所を陣取って楽しそうにやっている。

B1

B2公園の真ん中を突っ切るブランデンブルク門までの広い目抜き通りでは、この日はお祭りが行われていた。

いろんな出店や子供の遊具、子供向けの消防車の展示などがあって、日本でもどこでもおなじみの光景。売っているものがやや画一的なのが残念だけれど、それでも陽光の下でのんびり散歩しながら楽しむには十分だ。

こちらは、あまりチョイスのない雑貨に見入っているAちゃんとGさん。服装が春ねえ~ 彡^_^レ

B5

さらには、子供たちのために子馬(ポニー)を連れてきて、有料で乗せてあげるスタンドもあった。子供たちはおっかなびっくりで緊張した面持ちだ。

B4

最後は帝国議会の横にある、おいしいソーセージ屋さんでカレー・ソーセージとフライドポテトを楽しんだ。

人工物や人工的なものがあふれ、生活の大半がその中に埋もれてしまっている現代。本当の自然どころか人工の自然(公園など)に触れることすら毎日ではない

森や山を歩くといった単純なことが人間にとって大きな喜びであることは数多くの人が指摘している。でも、その「喜び」を数値化する方法はアンケートくらいしかないのが現状だ。

一方で収入や経済規模の拡大は数値化できる。だから「客観的になるために」数値化できる指標だけに目標を絞って「改善努力」していく。その結果できたのが現代社会であり現代生活だ。

ルネサンス以来、人間は、神じゃなくて人間の理性を信じると「改宗」した。そして世界中の星の数ほどの研究者が涙ぐましい努力を重ねた。さらにITの発達で最新研究がすぐ世界中で利用できるようになり、「進歩」は加速度化した。

ところがその結果、数字にできない「喜び」が失われて、人の不満は解消していないというが一番皮肉なところだ。日本での統計的にも、1960年以来、人の幸福度は横ばいだという。この間の経済成長や「進歩」とは、いったいなんだったんだろうね。

ともかく、走り出した機関車は慣性があるから止まらない。

旧来の延長線上での「進歩」は続くだろうけれど、同時に、より加速的に重要になるのは人間(動物)本来の喜びやニーズを満たすことだと思う。臨界点が来て逆転するのはそんなに先ではないと思われる。

この逆転モードがどの時点で起きると読んで行動するかは全くの賭けだけど、方向性を見誤ってはいけないだろう。

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