バルト海の風に吹かれて
ベルリンには山がないし、海もない。あるのは、ひたすらどこまでも続く大地。。。。
山も海もある環境で育った俺には、ちょっと物足りないものがある。そこで今回はベルリンから北へ車で2時間半、バルト海まで足を伸ばしてみた。
友人Yさんと赤ちゃん、それに俺とAちゃんでいざ出発!
素晴らしい快晴の天気! 菜の花が咲き誇る北ドイツのきれいな田舎風景の見ながらアウトバーンをロストック方面へ飛ばし、途中から国道に入ってバルト海に突き出す細い半島にあるAhrenshoopという村に到着。
そこは細い半島に沿って国道が一本だけあり、両側が海になっている。Ahrenshoopは芸術でも有名な村らしい!?が、実際には芸術というよりシックな保養地になっている。
車を降り、砂の上を乳母車を押してビーチに到着。そして。。。おおおっ青い! それにしても、なんと久しぶりに見る海なんだろう~ (^O^)
バルト海は、半時計回りにデンマーク、ドイツ、ポーランド、ロシア、バルト3国、フィンランド、スウェーデンの9カ国に囲まれた内海。
国名を見れば想像がつくように、一般的に寒く風が強く、真夏でも泳いでいる人は少数派だ。
バルト海沿岸のビーチには風除け用に上部と横を完全に囲った「回転椅子」が貸し出されており、風が来る方向に背を向けながら日光浴を楽しむのだ。ヾ(´▽`;)ゝ
しかしこの日は5月だというのに、とても暖かく風もほとんどなかったので砂浜も暖かく、「普段のバルト海」ではなく通常のビーチのように楽しむことができた。
ゆっくりと砂浜に寝そべって波の音を聞きながら、回りの鳥や人の情景を楽しむ。とっても贅沢な時間
だ。
赤ちゃんもニコニコしていたのだが、海を見るのは初めてなので、何が起きているのかわかっていない様子。そこで俺が赤ちゃんを抱いて海水に足を軽くつけると、いきなりギャーっと泣いてしまった 。・°°・(>_<)・°°・。
ちょっとリスキーかなとは思ったのだが、やっぱり海水が冷たすぎたようだ。水と言えば適温にしたものしか触ったことも飲んだこともない9ヶ月の赤ちゃんには厳しい試練だったねえ 。。。。
周りを見渡すと中には水に入っている勇気ある人もいるけれど、大半の人はビーチを歩いたり、おっかなびっくり水に足をつけたり、単にビーチで寝そべっている。
中にはこんな人も。あまり近づかなかったが、素っ裸で本を読むのがたまらなく快適みたいだ ( ̄□ ̄;)
びっくりしたのは、遅いランチ兼夕食で入った魚専門レストランの、うまかったこと。バルト海の天然サーモンもうまいし、アスパラスープも「アスパラ農園」のものよりうまい!!! 感動ものだ。
この辺りはしゃれた小さな別荘地になっていて、北ドイツの色とりどりの庭付きの家が丘に建っている。貸し別荘の看板が出ているものも多く、ドイツ人はこんな場所で2週間くらい過ごす人も多い。
バルト海沿岸は真っ平らと思っていたのに意外! 海の見える丘を別荘地の散策できるなんて、なかなか優雅な夕暮れを過ごした。
ベルリンに帰ってきた時にはもう夜11時を回っていたけど、赤ちゃんも興奮したのか目をばっちり開けて目覚めていた (°o°)
俺たちは、心地よい疲れと思い出ですぐ熟睡してしまったよ。
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