初のホワイトクリスマス!
欧州にいたのにちゃんとしたホワイトクリスマスを迎えたことがない俺たちだったが、結婚3年目の今回は逃すべ
からずと
いうことで、冬の北海道へひとっ飛び!
12月23日朝に旭川空港に到着し、まずはかの有名な旭山動物園へ。
国内最北の動物園でありながら来場者数も日本一ということはよほどのアピールポイントがあるに違いないと興味津々であったのだが、空港からのバスには乗りきれないほど人がいっぱい! 10時半の開園時間には雪の中、既に100人以上の列ができていた。
最近の北海道の観光地の特徴でもあるけれど、日本人の数に負けないくらいアジア系外国人が多く、今回は香港人と思わしき観光客が多かった。
やっと入園すると、さっそくキュートなペンギンの散歩を見学。マイナス2度の気温は先週より若干高いようであったが、ペンギンは雪があるとやはりうれしそうにしている(しかし人間には寒く、街歩くしぐさも思
わずペンギ
ンに・・・)。
旭山動物園の特徴は目玉動物などではなく、お客さんへの見せ方である。ペンギンの行進にしても、降りしきる雪の中を時には滑降しながら元気に歩いていくかわいいペンギンたちを、何の垣根も柵もない状態で目の前で見ることができるのだ。
ペンギンを追いかけてビデオ撮影するもよし、後ろからついていくもよし。この一体感が見る者に感動を呼ぶ のであろう。「見学」ではなく、「体験」として全身で楽しめるのだ。
続くシロクマの餌やりでは、水槽のガラスの向こうの雪山にたたずむシロクマにえさが投げ込まれると、目の前の水槽に豪快に飛び込んで優雅に泳ぎながら餌を追いかける。一息つくとまた丘に上がっていく。お客さんは目の前のガラス越しに、世界最大級の哺乳類の豪傑ぶりを自然な形で余すところなく楽しめる。
ショーをするでもないただのクマの動きを15分見てここまでジーン
と
来るような動物園は、確かに稀有なんだろうなあ!
動物の展示数は決して多くないが、アザラシやヒョウなどもそれぞれの「動物の視点」に立って考え、彼らが楽しめるような水槽・檻の構造に組んであげているようで、彼らはゲームのように楽しんで勢いよく動き回り、子供たちからは歓声が上がっている。
ある意味、グッドデザイン賞のような動物園であり、誰でも考えついたり真似できるものではないだろう。この施設を作った人がいかに動物を愛し彼らの立場で思考できているかに思いを巡らすと、すごい!の一言に尽きる。
動物園を出て、Aちゃん用に滑らないブーツを購入すると、旭川郊外の温泉へ向かう。ホワイトクリスマスは満喫できたけれど、薦められて取った「クリスマス用の洋食フルコース」は、正直いまいち。旭川の温泉で本格洋食を期待していたのではなく、日本流の「カップルで洋式のクリスマス」を一生に一度体験したかっただけなのだが、やっぱりたいしたことはなかった。ただ、ホタテ等の海鮮類の素材だけは豪華で新鮮であり、さすがは北海道!
その後はJRで小樽へ移動。
続きはそのうち書くね~
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