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妥協なき田舎を求めて〜山形で平日の貸切温泉

久しぶりに日本の事を書くが、俺たちの生活基盤は一応まだ東京にある•••

日本にいるうちに妥協のない本物の田舎へ行ってみたいと思い、前々から考えYamagata19ていた山形県を、先日ついにAちゃんと踏破したよ!

田舎と一言で言うけれど、本物に出会う機会は意外に少ない。東京から簡単に行ける場所は東京からの客向けの商売で潤える。壮麗な山やスキー場や海岸や世界遺産などの観光資源があれば、それはそれで観光客を呼び寄せる材料にできる。近くに大都市があると、そこへの通勤を中心とした経済が成り立ってしまう。

妥協のない田舎とは、普通の神経で東京から1泊で帰るのがはばかられる距離があり、空港や高速道路からも遠く孤立していて、特段の観光資源も産業もなく、地元の人が地域密着型の生活を繰り広げている場所であろう。

山形県の田舎は、そういった要件をことごとく全部満たしている場所であると思う。

今回訪れたのは開湯1200年という伝統を誇る肘折(ひじおり)温泉。東京から山形北ICまで到達するだけでも4時間半は要し、インターを下りてからさらに2時間かかるという不便な場所だ。

バイパスから折れると、継ぎはぎだらけの田舎道が延々と続く。きっと政治力が弱いのであろう。道路事情が良くない事もあり、無数の山に囲まれた盆地続きに広大Yamagata2な田舎が広がっている。

Yamagata1

村の数は意外に多く、沿道人口は決して少なくないようだ。でも、下校する生徒をちらほら見かけるほかは人影もほとんどないし、車もほとんど走っていない。たまに、寒いのに、おばあちゃんがじっと一人で歩道に座っていたりする。店やレストランもないし、観光客も全くいない。

山形というだけあって霧がかった山が多く、進むについて景色は変化する。水田と山が続くきれいで自然体の景色であるが、スキーができるほどに高くもない山々は観光客を寄せ付けないのだろう。まさに、求めていた「妥協なき田舎」のイメージそのYamagata11ものであった。控えめで素晴らしいニッポンらしい美だ。

さて、目的地の温泉宿は肘折温泉の丸屋旅館。雑誌にも時折紹介されている有名な旅館で、風格ある建物を2007年に完全リニューアルオープンしている。全部で7部屋しかなく、大半は関東ないし関西からの客だということだがYamagata13水曜日Yamagata12だというこYamagata3ともあり俺たYamagata8ちしか客はいなかった。

つまり完全貸し切り状態。ワーオ!! 

木造の作りは外見も中身も美しく、オーナーの心意気と心遣いが随所に伝わって来る。美しいだけではなく、あたたかみが感じられる館内だ。

源泉掛け流しの男女別温泉、露天風呂、貸切温泉もそれぞれの構造が工夫されており、檜の香りが漂う。温泉の質も高く体が芯から暖まる。そもそも、かつて修道僧が肘を怪我しYamagata9た際に立ち所に治癒Yamagata5したという言い伝えから、「肘折Yamagata4温泉」と名付けられたらしい。

夕食は山形牛のステーキ以外に派手なものはなく、地元の山菜を使って丁寧に味つけをした品が中心だ。味噌やわさびや塩などの味付けがシンプルで素晴らしく、どれも逸品である。

完全貸し切りでこれだけ満足できて一人15900円という値段は破格であり、6時間半のYamagata7道のりYamagata6を遥々やってくるだけの価値は絶対にあると思ったよ。

丸屋旅館を後にしてからは、車で東方向に1時間走ったYamagata18ところにあるYamagata17山温泉に向Yamagata15かった。ここは川沿いにYamagata16大正ロマン造りの温泉街があり、町並みがユニークである。が、人影はやはり少ない。みやげ物屋のおばちゃんも手持ちぶたさで、世間話に花が咲いた。

お昼は、山形「そば街道」(とはいっても、通り沿いにそば屋が並んでいるわけではなく広範な地域に散らばっている)の名所、あらきそばでこしがあり絶品の手打ちそYamagata20ばとニシYamagata21ン漬けYamagata22いただき、山形をYamagata24後にした。

建物も広い店内も本物志向でメニューもひとつしかなく、車でしか行けない場所にある。それでも週末には整理券も配るそうだから、それだけ味が素晴Yamagata23らしいということだ。

残り少ない日本での日々。年末で慌ただしいけれど、できるだけエンジョイしようっと!

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