マイブーム!?ドイツで毎週末のハイキング
最近、またしてもドイツのハイデルベルクに長期出張中なのであるが、すっかり毎週末
の恒例になってきたものがある。
それはずばり・・・ ハイキング!
毎週東京から抜け出して長野にハイキングに行っている友達がいて、全くよくやるよと思っていたけれど、気づいてみると自分もやっているなんてさ (^、^*)
ハイデルベルクという町は市街地は平らであるが、ネッカー川を挟んで両岸が急な山になっている。市街地の一番山よりの道からひょこっと入るとそこはもう登山道という気軽さで、自然の近さという点では申し分ない。いつも泊まっているホテルは中心地にあるけれど、山の麓までは徒歩1分程度。
アウトドアスポーツのためにわざわざ時間をかけて用意したり早く家を出たりしたくないが自然はもともと好きという、ずぼらな俺には、全く持って素晴らしい町である。なんたって朝ごはんの後、徒歩で2時間本格的なハイキングをして午前中に家に戻ることができ、無駄な移動時間はゼロに近いのだから!
寒さに弱いAちゃんはこんな時期に登山に付き合ってくれるとは思えないので、サっと行って来れるという便利さもある (^v^)
今は紅葉の季節が終わりかけているが、それでもこのきれいなことといったら!
先週土曜と本日はそれぞれ別なルートから登頂したが、市街地側から行くと急斜面であり、勢いよく上ると30分強で山の頂上にたどり着く。マイナスイオンをいっぱいに浴び、厚く積もった枯葉やどんぐりを踏みしめながら汗をかいて登るのは、とっても気持ちがいい。
頂上にはレンガ造りの100年物の塔が建っており、頂上に上ると木々の上に出て、晴れて
いれば平野部全域が見渡せるというわけだ。
ドイツ人は森歩きが好きな民族として有名だが、週末には多くの人が山に入って、ハイキングを楽しんでいる。
犬を連れた人、望遠鏡で市内を覗き込む人、中よさそうな老夫婦、歩きながら政治の話の興じている人たちなど、思い思いのスタイルだ。子供の歓声も聞こえてくるし、子供でも登山道ではなく獣道のような道なき道を辿らせていることに驚く。
ドイツ人は、濡れた落ち葉の堆積した急斜面でガタガタの無舗装の山道でも、自転車をちゃんとこいで登ってくる。すごいタフだよね~
中には中腹のこんな場所で、ロッククライミングをしている人も・・・
いったん頂上に登ってしまうと、深い山の中を気の赴くままに何時間でも歩き続けることは自由だ。だが日本と違って案内板があまり出ていないし、山は広いので多くの人がいてもいつも人影があるわけではない。地図を持ち歩いていても、登山道には道の名称はないようで、自分がどこにいるか全然わからない。
俺も最初は不安に思ったけれど、町の各エリアを車でいろいろ回ったあとだったし、下に降りていけばいつかは人家のある道路に出るわけだからと、あまり気にせず楽しむことにしたよ (^.^;
ちなみに、ハイデルベルク周辺はドイツでは一番暖かい地域らしく、長期間の積雪もないらしい。冬に向けどこまで気温が下がるのか不明だけど、とりあえず、プチ・マイブームのハイキングは続ける予定。
次回はシリーズ農園訪問の続き、場所は・・・ルクセンブルクで~す!
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