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新年あけましておめでとう!

新年あけまして、おめでとうございます!

冬至が過ぎて日照時間が気持ち長くなってきた感じがするが、それでもドイツは17時にして既に真っ暗・・・

今日は2011年の初出社日だった。オフィスの窓から見える風光明媚な景色は、11月からずっーと変わらず、一貫して雪一色

去年1月にハイデルベルクに引っ越してきたとき、もうご隠居である大家さんが、「ハイデルベルクはドイツで一番暖かい場所だから、ここで雪が降るのは10年に1度くらいしかない」と言っていたのを思い出す。

しかし、そのわずか1ヵ月後の2月、雪が降り出し、しっかと積雪し、2週間くらい雪が消えることはなかった。3月にも数回降雪した。

そのとき大家さんが言っていたのは、

「今年は特別に寒いねえ。こんなことはめったにないんだよ!」

しかし、今回の冬は前回を大幅に凌駕し、11月から1月までずっと真っ白に・・・

大家さんは、もはや何も言ってこない・・・

今は、BP事故の影響や太陽の影響でメキシコ湾流が止まり、北半球全体が凍り付いているらしい。地球は温暖化を飛び越して寒冷期(=氷河期)に入ったという説もある。

James Lovelockの書いた有名な本(ちなみに読み応えのある名作!)である、「ガイアの復讐 (The Revenge of Gaia)」で触れられている、「一生命体としての地球の自己修正機能」の発動かもしれない。それとも、太陽など外部要因かもしれない。

確かな理由は誰にもわからないのだろう。

しかし、過去の常説が通用しない世の中になってきており、その傾向がどんどん更に加速しているという事実は、確かなようだ。2011年は、それがますます顕著になってくると思う。

気象はその一例に過ぎないが、他にもいろいろ考えれば思い当たる。

今後とにかく、何が起きるかわからない。何も悪いことばかりじゃなく、良いことも・・・ でも、とにかく過去に前例がないことが増える。聞いたこともないことが起きる。生きていくためには、常に羅針盤を巡らした上で、起る事象に次々と具体的に対応していかなくてはいけない。

「リスク管理」という凡用語の範疇を超えた備えと柔軟性が、個人も会社も必要とされるのであろう。

ということで、今年も頑張ろうっと!!

きれいな「たたみ方」一考

何事も始まりがあれば、いつか終わりの時が来る。

昨年一年間で俺として一番大きかった使命は、ドイツでひとつの事業を終わらせるということだった。

投資事業というのは元々、永続性の前提がない。あるアイデアに基づき、調査で裏付けし、理論を組み立て、採算をはじき、予算を確保して投資する。数年経ったらひとつの投資を回収してその場は撤退し、また次の場所で何かを始めるというサイクルな訳だ。現地で採用した従業員にも、面接時点からそれは言い聞かせてあった。

...というクールな理論の通りに進めたと言うのは、表面的な事実としては正しい。

ただ、舞台裏はもっとずっと人間臭いものだ。理由は簡単:プロジェクトを動かすのはみんな人間だから。

機関車を設計して組み立て、火をくべるのは大変だけど、前途揚々としていてエキサイティングだ。機関車をどんどん走らせるのもワクワクして楽しい。優秀でやる気のある人を集めるのも比較的簡単だ。

これに対して、ブレーキをかけて停止させ、冷やして解体するという作業はどうだろう。せっかく作り上げたチームだって、永久に解散する日がやってくる。もう昇給もないわけだし、解雇を宣告したらみんなの生活を支える給与も止まることがわかっている。この陣頭指揮は、精神的にかなりつらい仕事だ。

この「停止プロセス」が数ヶ月の短期間で行われれば、経営側は楽だけど、従業員は考える時間も対策を練る時間も精神的準備をする時間もなく、苦境に追い込まれる。

一方で「停止プロセス」が長引くと、経営と従業員の両方に取って苦しくなる。停止プロセスには紆余曲折がつきものだから、経営側は「そのときの状況次第で」ブレーキを強めたり弱めたり、ある地点で無理してでも停止させたりしたいが、振り回される従業員たちは不安を募らせて経営に対し疑心暗鬼に陥る。そもそも、走っている機関車は「慣性の法則」で一定の運動量を保ち続けるから、「本部」が思うほど自在にはコントロールできない。

ドイツ語には、後ろ向きの事務作業的なディールを指す Abwicklung という便利な単語がある。サブプライム危機が始まってからというもの、世界各国と同様ドイツでも不動産取引の数は激減し、しかもその多くはマーケットからの撤退作業、つまり「Abwicklung」だ。

思い返せば撤退作業を細々を始めた頃は、現地従業員ともいろいろな軋轢があった

ドイツ人の会社社会は縦割りのピラミッド型で、上司の命令は日本以上に絶対服従が原則。だから「撤退に向けた作業を実行する」指示を与えれば彼らは必ずちゃんとやるが、大事なのはどんな気持ちでそれをやってもらうかだ。

特に初期段階では情報共有が難しい。何でも彼らに語れるわけではないし、どうなるかまだ先が見えないことが多い。かといって何も方向性を示さないと経営はリーダーシップを失う。その葛藤が続いた。

特に女性従業員たちの間では情報伝達スピードが非常に早い。彼らは自分たちがどの方向に向かって走っているのか告げられないと不安に駆られ、憶測が憶測を呼ぶネガティブな事態になっていることに気づいたりして、俺も憤った。

自分の中でも悩んだけど、結局、各従業員と個人ベースで話す機会を積極的に多く設け、情報をできるだけ細かくインフォームしてあげるのが効果があることに気づいた。

決まっていないことは決まっていないで構わないから、本当の機密事項を除いて極力こちらから情報共有する。「正直に話してくれている」というポジティブな印象を与えることで、彼らの不安は多少なりとも和らぎ、一喜一憂することが少なくなる。不安定な状況にもだんだん慣れていき、やがて先が見えることで、落ち着いて次のステップを考えられるようになっていくようだった。つまり、「心の準備」ができるように誘導してあげるということだ。

もうひとつ実行したのは、各従業員の個人的事情をできるだけ尊重してあげること。是が非でも次のキャリアパスを見つけたい人もいれば、子育てに専念したい人、ちょうど妊娠した人、自営業形態に戻りたい人、夜間で修士号を取りたい人など、事情はさまざまだ。

そこで、不公平にならない程度に(つまり全体コストを増加させずに)、給与や退職金の支払い方、辞め方などにつき柔軟に対処してあげるようにした。日本でもドイツでも通常は会社が一律に決めたやり方を押し付けるものなので、みんなずいぶん喜んでくれた。経営側が「ちゃんと自分のことを考えてくれている」と思わせることは、気持ちよい最後を締めくくるのに大事なことだと思う。

そして各人の最終勤務日。入り口のキーを返して挨拶して出て行く笑顔には不安は見えず、充実感のようなものさえかいま見えたのが、俺は一番うれしかった。

きれいな「たたみ方」にこだわるのは、実務的な理由もある。ドイツは訴訟社会だ。アメリカのように巨額の請求をすることは少ないけれど、なんだかんだと理由を付けて元経営側を訴えるような訴訟は他社ではしょっちゅう起きている。訴訟を起こすのは経済的な理由もあるけど、「不満があるから」という動機も多い。それを未然に防ぐには、気持ちの上でハッピー•リアリアしてもらうのが一番だ。

ノリノリの時期だけじゃなくつらい時期をも共有したドイツの仲間とは、今後も何らかの形で関係が続いていくことだろう。人間関係に関しては打算しきれないことが多いし、どこでどう助けあるいは助けられるとも限らないよね。

ドイツの元従業員たち同士の絆も非常に強く、今でもお互いにしょっちゅう会って食事しているらしい。転職していった人たちは給料も上がったはずだし、新天地も自分で選んだものだ。

でも聞き及ぶところ、給料や仕事内容はともかく、彼らには一つ共通の不満があるという。それは。。。現職場の「人間関係」!

「ああ、あの時はみんなが一体になって目標に向かっていて、裁量的にも自由にやらせてもらえて、互いの連帯感もあって、若いエナジーにあふれていた。本当によかったよねえ、なつかしいなあ~」

俺にとって、それは何よりうれしい言葉だ (*^-'*)>

泳げ!あかちゃん

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ドイツ温泉の旅の第2弾は、ベルリンとポーランド国境の中間地点にあるBad Saarowという場所。

腰を痛めたAちゃんにも効くかも!!ということで、例のYさんと赤ちゃんを連れて行ってきたよ。ちょっと気温が低くなったので、ちょうどいいし (^▽^)

こちらは前回のSpreewaldのものと違って森の中ではなく、(あまりぱっとしない)湖のほとりにある。ゴルフコースなどでも有名な場所であり、温泉が数箇所あるので保養地になっているみたいだが、なんせレストランは3軒しかないし、格は低いのだろう… 

それでも、この「保養地」の旅館のサイトを見ると、宿泊は1週間から受け付けますとある。この場所に1週間以上もいて退屈しないドイツ人の忍耐さには、本当に頭がさがる思いだ (^^*)

まあ、施設自体は若干狭いがもっとクラシックで、俺は前回の場所よりも好きだ。Aちゃんは前回のほうがいいと言うが、スポーツジムのような雰囲気のする温泉というのはどうにも好きになれないから。

今回は赤ちゃんを連れて行ったので、生まれた初めて入る温泉にどう反応するかが楽しみだったが、プール授業を受け始めたこともあって、ごく慣れた感じだったのが驚いた。

赤ちゃんを連れてジャグジーに入るなどという冒険もしたが、最後は疲れ果てた赤ちゃんは、2回もぐっすりとお昼寝をしていた。。。

おやすみ~ (-_-).。oOO

会話のない日・・・・

月曜日から風邪を引いてる 0(>_<)0

朝方もなんとなく変な気分だったが、午後に会議に入るとき、自身も最近2週間の入院から生還!?した先輩同僚から、

顔が赤いですよ

と言われ、やばっ と思っていたら、

午後2時、急に声がまともに出なくなった!!

小休憩後、会議に戻ると、一転、しわがれたばあさん声となっていた・・・ ρ(-ε- )

この商売、しゃべれないとかなりつらい・・・ 

いろんな社外・社内の人にコミュニケーションして、要は各自に宿題を振ってやってもらい、それをまた集めて進捗確認していく。だから、パソコンに向かう時間よりも、電話とか会議とか社内で歩き回って関係者と話している時間の方が長い。

ドイツにいればなおさらだけど、東京でもそんな感じ。

そんなこんなで、火曜(休日)は、一日家でゆっくり静養していた。

一日家にいたことは、たぶん原宿に引っ越してきてから初めて! 

しかも、しゃべれないから電話とかもできないし、しょうがないから、若干仕事した他は、熱い水を飲みながら、テレビばっかずっと見ていたよ (・-・*)

1月からほとんどテレビ見てなかったので、もうすぐ海外に出ることもあり、日本のテレビの見納め気分。 

ドラマ・映画・クイズ番組・深夜番組・アニメ・料理番組(なぜかニュースだけは見てない)など、出てくるものなんでも見て、ちょっと消化不良・・・

明日夜は某国から彼女が1週間来るので、引越し作業も本格スタート。

あっ その前に、まずは優しく看病してもらおっと (^0^* )

優雅な遊泳!?

やっと、ベルリンで初めてプールに行った \(^ ^)/

以前ベルリンに住んでいたQ子(「ベルリン水浴事情」参照)に教えてもらった、市内中心部やや南よりの場所にある、ElixiaのWilmersdorf店っていう高級ジムの中。

ちなみに、ベルリンではジムをよく見かける。日本に比べて、人口のわりに格段に数が多い気がする。

この高級ジムも、すごく広くて、マシンの数も半端ない。ガラス張りのいろんな部屋で、びっしりとたくさんの人がセッセと、エアロビクスとか、その他よくわからない体操に精を出している。

まあ、俺はプールだけあればいいんだけど・・・

ドイツ人って、日本人以上にお堅いというか、決めたことや決まりごとに対して、素直に実直に律儀に厳密に例外なく文字通りに、従う性格でしょ (ちょっと言いすぎ!?)。

エアロビクスの足並みや列が、異常なほどそろっているのを見て、ブッと噴出しちゃったよ。だって、おかしいんだもん、ドイツ的すぎて f(^^;)

これを見て笑えるようになったら、あなたもきっとドイツ通・・・ って、まだ住んで2週間の俺が言うのも変だけど ヘ(-_-ヘ

館内を案内してもらってから、着替えていよいよプールへ!

ガラス張りの25mコース。なかなかしゃれてる

プールの上に斜めに橋がかかっていて人が歩けるし、目の前にはマシンでウォーキングしている人達が、左右の上方にはエアロビクス的なことをやってる集団が見える。

久しぶり(2週間ぶり!)だったから、泳いですごく気持ちよくなったし、気分もほぐれたよ (  )3~♪♪♪

水泳って、水の中で360度自由に体動かしながら、いろんなことを考えたり、何も考えないでひたすら泳いだり、できるでしょ。それに、高級ジムだけあって、千駄ヶ谷の東京体育館のように水が塩素臭くないのだ!

ジムに登録してから今日まで、3日連続行っちゃった (^ー^)v

ひとつ疑問だったのは、なんでドイツ人はプールサイドまでサンダルを履いてくるんだろうってこと。あれはどこで買ってわざわざ持ってくるの? どうせ濡れちゃうのに、なぜ必要かも含めて、全く意味不明。

泳いだ後は腹も減るから、トルコ料理のケバブ(=野菜と豚肉をたっぷり包んだ巨大なクレープのようなもの)350円で買い食い。かなりいけてる! (^っ^)

ドイツ冥利だねえ~

真冬のプール人間模様

俺が唯一、定期的にやってるスポーツは、水泳。 

千駄ヶ谷の国立競技場には、50mプールがある。家からは歩いて7~8分だし、会社からタクシーで20分くらいだから、週2回くらいのペースで行ってるんだよね。

プールって場所は面白い。この50mコースは遊泳速度別に8レーンある。早いレーンでは、現役の競泳選手が激しい水しぶきを立てて練習しているのだ w(°o°)w

それ以外のレーンだって、かなり皆ペースが速い。50mっていうか往復100mを、かなりのスピードで泳ぎ切る自信がある人だけが集まってくるから。

だから、男女比は男性が9割。俺がよく行く場所の中で、一番男が多い場所かも (;^_^ A

これはいい刺激になる。自分より体型も鍛えてて、バシバシ泳いでるやつらを見ると、俺も頑張らなきゃ!!って思うから。このプール内で体型偏差値55くらいになれば、相当いけるよ

何の世界でもそうだけど、自分より上の人を見てしっかと吸収しないとね :-)

ところで、俺は3~4回に1度くらいは、このプールにM子と一緒に行って泳ぐ。M子と俺は4年前に電撃的に出会っちゃった、むちゃくちゃ気の合う大親友。彼女は高校からプールやってるから、俺よりずっと速いんだけど、俺はかまっちゃいない (’。’)

いつも仲良くプール前で会って、外人カップルみたいにハグしてから、男女別れて入る。中で再会して、たまりきれずおしゃべりを続け、「お客様、遊泳にならない時はいったん上がってください。」 と注意されると、ちょっと泳いでまたおしゃべり。プール終わってからもどっちかの次のアポの時間切れまでどっかで夢中でおしゃべり・・・ 

先週、久しぶりにM子とプールに行こうとしたが、俺が仕事が遅くなってタッチの差で入れ違いになっちゃった。

M子は黒人系イギリス人(男)の友達と来てることを知っていたから、プールに入ってあたりを見渡したけど、いないんだよね。

女性比は1割だし、場所柄、あれだけかわいい子は通常めったにいない(男はみんなそういうのしっかり見てる、俺も正直見てるから・・・  (^^;;)   それに、黒人なんてめったに見かけない。

いっそのことその辺の人に、「かわいい子と黒人が泳いでませんでしたか?」 って質問したら、8割の人は確実に答えられたはずだよ。やってみたかった~

ちなみにさっき、ドイツの田舎町に住む友人のI子(30台半ば)と電話していたら、I子は今日プールに行ってきたんだって。でも、老人ばっかりで自分が一番若かったとか。

”ところ変われば人変わる” っなんて余裕で笑ってられるのは、実は今だけ。 俺も来月にはその変な国の住人となる予定なのであった。

ああ、先行き心配 o(;-_-;)o

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